私の教室

生徒さんの退会を笑顔で送り出せる先生でありたい。

ピアノ教室コンサルタント泉田麻衣子です。

自宅ピアノ教室は、地域に根付いたお仕事なので、生徒さんの退会時🟰別れ際もめちゃくちゃ大事ですよね。

今の私のモットーは"別れ際もきれいに"です。

でも、教室新規募集が上手くいっていないときは、めちゃくちゃ引き留めるようなことも言ってた時期もあるんです。

新規募集が安定している今、
生徒さんの退会について、
私がどんな風に向き合っているのか

について私の教室のリアルも含め書いてみました。

以前、メルマガだけで配信していたものですが、やっぱりこれは全自宅ピアノ教室の先生へ伝えたいことだと思ったので、思い切って公開します。

生徒さんの退会を笑顔で送り出せる先生でありたい。

うちの教室も年度末でもあるので、今月でお別れの生徒さんも2名いらっしゃいます。

生徒さんが退会されるとき、私が大事にしていることがあって、

それは

"別れ際もきれいに"

生徒さんの退会を笑顔で
送り出せる先生でありたい

ということ。

具体的にどういうことか、
今の教室のリアルを少しお話すると、

5歳から5年続けてくれた小4の男の子が
今月でお別れなんですね。

彼は、中学生までの発表会の曲を
今のうちから決めているくらい
ピアノで弾きたい曲がたくさんあって、

その弾きたい曲を弾けるようになるために
日頃のレッスンや練習も頑張っていて、

音楽やピアノを思い切り楽しんでくれる
私の教室のコンセプトにぴったりの
生徒さんでした。

だから、退会を希望される旨を伺った時は
とてもショックでした。

でも、保護者の方から事情をお聞きして、
「これは、この決断を応援する側に回ろう!」
って思ったんです。

この生徒さんが体験レッスンに
来てくださった時から、

ご自宅の徒歩圏内にピアノ教室が
あることも聞いていました。

でも、うちの教室を気に入ってくださって、
車で20~30分かかるうちの教室まで、
毎週土曜日通ってくださっていました。

5年という月日の中で、
環境も変わってきます。

上のお兄ちゃんのスポーツの試合や
遠征が入るようになってきて、

土曜日しか来れないのに、
試合や遠征も土日で、

そんな中でもなんとか
調整して続けてくださっていたけど・・・


これまで、習い事をさせてこなかった

一番下の妹さんが、
自分からやりたいといった
習い事があったのだそう。

送迎を他に頼めるあてがないし、


この子に徒歩圏内に行ける教室に
一人で行ってもらうしか、

子供たち全員のやりたいことを
やらせてあげる道がない。

家族会議で何度も話し合って、
泣く泣くそちらの先生へお願いすることに
しましたとありのままを話してくださいました。

それを聞いて、この決断を応援したいって思いました。

だって、もう十分頑張ってくださった。
車で20~30分もかかるうちの教室へ
5年も通ってくださった。

うちも子供が3人いて、
末っ子はまだ小さいので習い事はさせてませんけど、
上2人の習い事や療育の送迎の調整だけでも戦争です。

(今も夫と話し合い中の案件があります・・・)

音楽やピアノを楽しむことや
基礎は伝えさせてもらった。

あとは、この生徒さんが新しい先生のところで
スムーズにレッスンをスタートできるように
私ができることをやってあげることが、
今私がやらなければいけないことだ。

「〇〇君が、スムーズに新しい先生のところで
レッスン受けられるように引き継ぎ書を
書きますね」

そうお伝えしました。

できれば、一度出会った生徒さんとは、
10年お付き合いさせていただくつもりで
レッスンしています。

だけど、状況がそれを許さない時もあるし、
ピアノより他にやりたいことが出てくることもある。

そんな時、
”うちを辞めるんだからあとは知らない”
じゃなくって、

新しい決断や出発を

笑顔で送り出したり、
応援できる先生で

ありたいって思っています。

保護者の方へ心を尽くしてやったことが、
お声として巡り巡って
また新しいご縁を運んで来てくださること
だってある。



だから別れ際は綺麗にと思ってます。

でも、

”うちを辞めるんだからあとは知らない”
って思ってた時期、

正直ありました。


それは、明らかに生徒数が少なかった時です。


なんとか引き止めようとお声かけしていました。
(でも相手のためじゃなくって完璧に自分のためです)


それでも、退会されるとなった時
”うちを辞めるんだからあとは知らない”
ってなっちゃってました。

そんな自分がすごく嫌で、、
そんなことがあった日のレッスン後って
ものすごく後味悪いんです。

その日の夕食もなんだか美味しくないし・・・


だけど、

引き継ぎ書、書きますって
いったその日のレッスン後のコーヒーは
めちゃくちゃ美味しかったです。



私自身がとても満たされている気持ちになりました。

それもこれも、

満席→キャンセル待ちになるくらい
【安定して新規の生徒さんを引き寄せる】

募集ツールを

きちんと構築したからです。



募集ツールが、先生としてありたい姿を叶えてくれている。


改めて、募集ツールを

ちゃんと見直し・作り直す

時間をとって、頑張ってよかったと思いました。

今月でお別れとはいえ、
退会される生徒さんも今月までは
しっかりサポートしてあげたいですし、

この生徒さんの次に入ってくる
生徒さんの出会いも
大事にしていけたらと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。


  • この記事を書いた人

maiko.izumida

◆1982年生まれ宮崎県出身。 結婚を機に熊本へ嫁ぎ、3人の子育てをしながら、ピアノ・エレクトーン教室"MAIKO music room"を主宰。 某大手音楽教室で10年ほど講師として稼働していたが、第1子を出産後、子育てとの両立に不安を感じ、やむなく退職。 それでも、やはり先生の仕事を続けたいと奮起し、MAIKO music roomを立ち上げる。 教室が満席→キャンセル待ちの状態へ教室を軌道にのせるまでに、 ・運営面、募集面の壁にぶつかり、 ・長女の発達障害が分かり子育てに悩み、 ・その後2回の出産を経て、レッスン業と子育ての両立に試行錯誤する経験の中で、 ▶︎先生のお仕事も、 ▶︎安定した収入も、 ▶︎母親としても、   「すべてを諦めない働き方をしたい」とコンサルタントをつけ、地に足のついた教室運営、教室経営を学んできた。     ◆子育てとお仕事、収入を自分の意思でバランス調整しながら、 ◆私のご提供するレッスンを受講したいと思われる方との出会いを自ら作り出し、 ◆自分の理想としていた教室運営を実現させる 現在の「先生も生徒さんも幸せになれる自宅教室の先生のための新規募集ツールの作り方」のメソッドを確立させることで、教室を満席→キャンセル待ちの状態に。   現在は、ピアノ教室の先生専門のコンサルタントとして全国のピアノ教室の先生への継続コンサルティングをご提供している。 ■夫と小6女の子、小3・年中男の子の5人家族。 ■趣味は雑貨屋巡り、読書

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