7月に行った無料個別相談のレポートです。
個人が特定される情報は省略した上で、レポートとしてお伝えします。「相談してみようか迷っている」という方の参考に、少しでもなれば嬉しいです。
自宅教室歴:
10数年
ご相談内容:
・1年前にホームページを作ったものの、思うような反応がなく手応えを感じられない。
・自分のピアノ教室の方向性の軸を整理したいです。
・今抱えている悩みや不安を解消するための糸口を知りたいです。
まずやるべきは、「本当の課題」を知ること
ホームページ・SNS・ブログを見直したい。
そう思った時こそ、まず最初にやるべきことがあります。
それは、
「今、本当に何が原因なのか」を確認すること。
- どのルート(ホームページやSNS・チラシなど)から何人お問い合わせが来ているのか数字で確認
- お客様が検索するキーワードで、一緒に検索画面を見にいく。
これをやっていない先生が結構多いです。
一緒に検索画面を確認すると、
「そうなんだ……。自分でちゃんと見たことがありませんでした。」
という先生がとても多いのです。
自分のホームページが、
- 検索上位だけどお問い合わせが少ないのか
- 検索1ページにも表示されてないのか
では、やるべきことが全然違います。原因を取り違えたまま対策をしても、絶対にうまくいきません。
ご相談者さまのピアノ教室の検索画面を一緒に見に行った上で、何をするべきか一緒にアクションプランを立てていきました。
理想のピアノ教室の洗い出し
理想のピアノ教室を叶えるために、「いつまでに、あと何人」を決める
「いつまでに、あと何人」
ここを明確にしないと、家事や子育て、介護などのやらないといけないことに追われて、募集活動のために使わないといけない時間を後回しにしがちです。
当たり前ですが、ある日突然生徒さんが来るのではなく、ちゃんと生徒募集の準備をしているから募集が安定します。
期限を決めることで、
「そのために今月は何をするのか」
「今週は何を進めるのか」
が具体的に見えてきます。
一つ一つ準備を重ねる習慣が身につくことで、理想のピアノ教室へ一歩ずつ近づいていきます。
どんな人たちで囲まれているピアノ教室にしたいのか、しっかり言葉にする
とはいえ、○人満席のピアノ教室を目指したとしても、毎日ストレスだらけの教室運営では、本当に理想のピアノ教室とは言えません。
そこで今回のご相談では、
「先生にとって、本当に幸せなピアノ教室ってどんな教室ですか?」
というテーマを、一緒に整理していきました。
ヒアリングを重ねていく中で、今通ってくださっている生徒さんや保護者さまのお話を振り返っていただくと、
先生ご自身も気づいていなかった、「本当に大切にしたい価値観」が少しずつ見えてきました。
実は、この価値観こそが、
ホームページで伝える言葉や、
ブログ・SNSで発信する内容、
そして、どんな方に来ていただきたいのかを考える土台になります。
だからホームページをいきなり見直す前に、まずこの部分を一緒に整理することはとても大切なことなのです。
募集が不安な時ほど、今いる生徒さんを大切にする
今回のご相談者さまは、今の教室の生徒さんや保護者さまの様子を思い出しながら、理想の保護者像を言葉にしていく過程で、表情がだんだんと変わっていくのが分かりました。
そして、こんな言葉が出てきたのが印象的でした。
「親御さんの協力って、前からありがたいなとは思ってたんですけど、言葉にしたことがなかったんです。」
「ありがたいことだったんだなって、今改めてすごく思って。」
この言葉を聞いて、私は改めて大切だと感じたことがあります。
募集に不安がある時ほど、私たちは新規の人のことばかり考えてしまいます。
でも、本当に大切なのは、今、教室を選んで通い続けてくださっている生徒さんや保護者さま。
ここは、本当に気をつけてほしい部分ですが、目の前の生徒さんへの意識が薄くなると、レッスンの満足度が下がったり、保護者さまとのコミュニケーションが減ったりして、
結果として退会につながる→ますます募集の不安は膨らむという負のループへ・・・これはよくあることなんです。
生徒募集を安定させるには、「退会を減らす視点」も欠かせない
ここに気づくことが、まず生徒募集を安定させる一歩だと思っています。
これから満席教室を目指していく中で、募集はできるようになったけれど、その年に同じ人数に退会されてしまっては、いつまで経っても募集の不安から解放されることはありません。
今教室を選んでくださっている生徒さんや保護者さまを大切にできていない状態では、新規募集だけ頑張っても、退会者を埋めるための募集活動に追われ続けることになる。
だからこそ、新規募集の準備と同じくらい、今教室を選んで通い続けてくださっている生徒さんや保護者さまへの感謝を忘れず、
今いる生徒さんや保護者さまへのレッスンやコミュニケーションを大切にして、より満足度の高いレッスンを提供し続けること
これが、本当の意味で生徒募集の不安や焦りから解放されるためにとても大切なことです。
今回のご相談者さまは、理想のピアノ教室をつくるために、まず何より大切にしたいことに気づいてくださいました。
次回のアクションプランも大事に
ご相談者さまの
- ピアノ教室の今
- 理想のピアノ教室
をしっかり洗い出して、今回の相談で具体的なアクションを提示して、60分のご相談を終えました。
そして相談の最後には、こんな言葉で締めくくってくださいました。
力強く勇気づけられたというか……頑張ろうって気持ちになりました
生徒募集の不安の奥にあるもの
この相談を通じて改めて感じたのは、生徒募集の不安やお悩みは、たいてい「やり方」の問題ではありません。
本当の課題は、その先生自身が大切にしたい教室の軸が、まだ言葉になっていないこと。
多くの先生は、
- ホームページを直せば解決する
- SNSを頑張れば解決する
と思って、一生懸命行動されています。
もちろん、それらも必要です。
こうした「やり方」の改善は、もちろん大切です。
でも、「やり方」を変えるだけでは、生徒募集は解決しません。
なぜなら、その前提となる「誰に、何を届けたい教室なのか」がはっきりしていなければ、どんな施策も的を外してしまうからです。
逆に言えば、教室の軸が言葉になれば、ホームページの文章も、SNSやブログで発信する内容も、次に取るべき行動も、驚くほど自然に決まっていきます。
だから私は、いきなりホームページを直したり、SNSの投稿を考えたりはしません。
まずは、
- 今どんな教室なのか
- どんな先生でありたいのか
- 本当はどんな教室をつくりたいのか
ここを一緒に整理するところから始めます。
そうして教室の軸が見えてきて初めて、ホームページも、SNSも、ブログも、「伝わるための道具」として力を発揮してくれるからです。
まずは現状を一緒に見るところから
今回は、「ホームページを見直したい」というご相談からのスタートでした。
でも、60分お話をしていく中で、本当に最初に必要だったのは、ホームページそのものではなく、教室の軸を言葉にしていくことでした。
だからこそ、個別相談は、最初から答えを持っている人のための場所ではありません。
一緒にお話をしながら、
- 今の教室はどんな状態なのか
- 本当の課題は何なのか
- これからどんな教室をつくっていきたいのか
を一つひとつ整理し、今、何から取り組めばいいのかを明確にしていく時間です。
「うまく話せばいいか分からない。」
そんな方ほど、お話ししていく中で、ご自身でも気づいていなかった強みや、これまで積み重ねてきた教室の価値が少しずつ見えてきます。
一人で悩み続ける前に、まずはあなたの教室の「今」を一緒に整理してみませんか。
個別相談を受けてくださった方には、今後取り組むべきことをまとめたアクションプランシートをプレゼントしています。
ホームページを直す前に。
SNSを頑張る前に。
まずは、ご自身の教室が今どんな状態で、本当は何から取り組むべきなのかを、一緒に整理していきましょう。
